奇妙生物

投稿日:2012/07/27
cheese.jpg

世界の奇妙な生き物というのを観ました。
世界中の変わった生き物を集めた番組です。
「姿形が変わっている」とか「行動が変わっている」とか、とにかく「変わっている」がコンセプトでした。
また、生物が生きていく上での身に付けた知恵なども紹介していました。
こういう番組は海外のテレビ局が作っているので、
ナレーションの吹替えがやたらと海外っぽい感じです。
どれもこれも変わった生物に、「へー」やら「ほー」やら言いながら見ていましたが、
1つの生物を紹介する時間が限られているせいか、
深く伝えず、吹替えの海外っぽさがそっけなさを醸し出しています。
例えば、「トビムシ」というのが紹介されていました。
トビムシは約1mmくらいの小さい虫で、
一日の最後に全身を水で丁寧に濡らすことが日課なんだそうです。
そして、後ろ足みたいなので後ろ向きに大きく跳びます。
跳ぶ高さを人間に例えるとビル4階くらいの跳躍力だとか。
紹介で得た情報はこれのみでした。
映像では跳んだトビムシが頭から着地して転がっていました。
トビムシの日課はむしろどうでもよくて、
名前にもなっている跳ぶ理由については全くのスルー。
映像を見る限りでは、一日の日課の全身を水で濡らして、
「ひゃっほーい」とばかりに後方へジャンプしているようにしか見えません。
しかも、頭から着地して転がってはせっかく水で濡らしても泥だらけになるように思います。
『これらの行動はオスがメスを引き寄せる為に行われるのです』みたいな飛ぶ目的が示されないので、「テンションの高い愉快な虫」「キレイ好きだが馬鹿」と私は認識しました。
調べれば早いのですが、調べたら変わった生物への魅力は半分以上が失われるように思いますので調べません。
できれば、気分で跳びはねていて欲しいのです。
そういう理由のトビムシでいて欲しいのです。
この思いは、我が儘なんでしょうか。


カテゴリ:出会い