何を求めているのでしょうか。
私を一体どこへ向かわせようというのでしょうか。
また、こんなメールが届きました。


○○○○○店様

前略

突然のメールで失礼いたします。

私、会社をクビになった元サラリーマン、神崎誠と申します。
お陰様で、家族4人を養うほどに再生しました。

→そうですか、全く興味ありませんが。

もちろん、この大不況下、再就職も不可能です。
それでも、私は家族を養えるほどに収入を得ることができました。

少しだけ、その秘密をお教えまします。

→え？！なんで？　別に教えてもらわなくてもいいですが・・・

それは、【収入多角化戦略】です。

株式や証券投資運用の世界では、「一つのバスケットに複数の卵を入れるな」と
いう言葉があります。バスケットを落とすと、すべての卵が割れてしまいます。
卵をそれぞれ違うバスケットに入れることが大切です。
これは、分散投資することの意味ですが、これによりリスクを分散し、
万一の時でも資産を失うリスクを軽減することができ、資産を守ることができるということです。

収入においても同じことが言えると思います。
つまり、【収入源を複数持つ】ということ。

今のあなたの収入源がひとつしかなければ、大変リスキーだといえます。
もし、何らかの事情（倒産、リストラ、不慮の事故など）で途絶えたとしたら、
今の生活を維持していくことができますか？

→あんたに心配される筋合いはないです。


出ていくお金（生活費、税金、冠婚葬祭、医療費等々）は、
たくさんあっても入ってくるお金はないのです。

たとえ生活を切り詰めたとしても、貯金を取り崩すしたとしても、
おのずと限界があります。
その時、家計は破たんし、家庭は崩壊。…自己破産、一家離散、ホームレス、
あげくには自殺……といった悲惨な末路が待っているのです。

→勝手に悲惨な末路を私に投影しないでください。

ですから、今のうちに【複数の収入源】を持つが必要だと考えます。
金額の多寡ではありません。
一つの収入源がダメにになっても、複数の収入源があれば、
まずは当面の生活は維持できるでしょう。
さらに大きな収入を得るチャンスも広がっていきます。

ですが、この大不況の時代、複数の収入源を得ることなど
至難のわざです。ほとんど不可能と言ってよいでしょう。

それでも、私は実現し、成功しました。

→だったらもういいじゃないですか。

その理由や方法について、下記ブログでお伝えしていますので、
どうぞご覧ください。（もちろん、無料です）

「会社をクビになった男の人生再生計画」

http://www.●●●●.●●


えー、もう一度申し上げます。
私は飲食店は経営しておりません。
どうかそれを踏まえたうえでメール下さい。

墓参りに行く時の必需品は『線香』と『しきび』です。
人によっては『数珠』が追加されたり、『お饅頭』は外せない場合もあるかもしれません。
私の場合は、基本的に『水』は現地調達ですので、事前に準備するのは『線香』と『しきび』の２点が墓参りセットとなります。
以前、寒さで水道管が破裂して水が出ない事がありました。
その時は、近所の優しいおばさんが、大きなペットボトル四本分の水をくれて事なきを得ました。
その人も蛇口をひねっても水が出ないので、家まで取りに行って余った水を私にくれました。
毎回墓参りに行く時は、無人販売所で『しきび』を買います。
並んだバケツに束で刺さっていて一束２００円。横の貯金箱へ払うシステムです。
買いに行くと『しばらく休みます』と紙が貼ってありました。
困ってスーパーで探すと『えせび』と言う、よく似たモノがありました。
とりあえず今回は『えせび』を利用しましたが、
『えせび』は『しきび』のニセモノ・パクリなんでしょうか。
そうなると困ります。
すでに『線香』の替わりに『蚊取り線香』を使っているのですから。

キラキラネームの弊害が叫ばれています。
キラキラネームとは、ざっくり言うと読みにくい名前です。
産まれた子供に対して、『海』と書いて『マリン』みたいに、無理矢理の当て字の漢字で名付けたり、
アニメの登場人物と同じ名を付けたりするのが流行っています。
『鉄腕』で『アトム』だったり、
『怒羅糾羅』で『ドラキュラ』みたいな感じでしょうか。
河原にスプレーで書かれた『世露死苦』と同じ感覚です。
そんな中、巻き起こっている弊害と言うのは、単純に「読めない」だけではありません。
「そんな名前を付けた親を持つ子供って」と言うのが、大きな問題なんだそうです。
それはそうです。
横山やすしが息子に「人生は一か八かや、で一八(かずや)」と名付けたり、ボクサーの辰吉丈一郎が「寿希也(じゅきや)」とした時は、
「この親父ならしょうがない」と誰もが納得したハズです。
子供の名前で親がどんな人かを判断されるのは、至極まっとうな事なのです。
子供も本当に嫌なら、自立した後に改名するでしょうし。
たけし軍団の『玉袋筋太郎』は、ＮＨＫに出演する時は『知恵袋賢太郎』と名前を変えたり、ゴールデンタイムは『玉ちゃん』のニックネームで登場しています。
このフットワークを『海(まりん)親子』にも見習って貰いたいのです。
松尾伴内はそのままで良しです。

何か簡単な感じでご飯を作れないかとネットを調べていました。
すると、ケンタッキーフライドチキン混ぜご飯というのを発見しました。
ちゃんとレシピを確認していませんが、
見た感じ、炊飯器にごはん。
その上にチキンが座っているので、きっとご飯を炊く際に
チキンを乗っけたような容貌です。
それがとても美味しいそうです。
また、別の人はご飯の部分に工夫を凝らして、
水の部分をトマトスープにして炊いていました。
もちろん、米の上にはチキン鎮座の容貌です。
他にもたくさんのケンタッキー活用方法が出ていました。
贅沢なことに、「余った場合の活用法」です。

・カレー
・チキン南蛮
・お茶漬け

カレーとチキン南蛮は何となく分かる気がします。
応用編という感じがします。
お茶漬けはどうでしょう。
書いてあるのは、ご飯・チキン・お湯・こしょう、でした。
あっさりと片づけたい時にはぴったりなのでしょうか。
思い切ってやってみた青春時代のようなものでしょうか。
他にも驚いたのですが２つほど、チキンの骨から出汁を取るというのが書いてありました。
そのスープをラーメンにしてみたり、鶏鍋にしてみたりするそうです。
ケンタッキーに関して、骨まで利用しようとする気持ちはエコ精神の極みですね。
何も無駄な部分はない、アンコウのようなケンタッキーですが、
私は普通に食べれる分のみ購入して、
味わって、油でベタついた口や手を拭いて、
骨は普通に捨てるでしょう。
これまでも、これからも。

『第七十回O&A始まります』
人間の本来の性(サガ)は如何なる物であるのか?アナタの心の隙間を、埋めて建てて掘り起こす「O&A」のお時間です。
参加希望の方はお気軽にご応募下さい。面白ければ採用させていただきます。ボツになっても恨みっこ無し。
それでは
『第七十O!』
「梅雨をぶっ飛ばす方法」

『&A』

・「海パン一丁で過ごす」PN椎名
　　　→最近の水着は、プールパンツって言うらしいですね
・「東京砂漠でも唄ってみる」PN大内山田洋
　　　→クールです、イッツソークールです
・「めっちゃキレてみる」PN工事渋滞
　　　→思いつきました、長州小力の進化型で「キレてるよ」
・「蛙退治」PNパン爺
　　　→鳴き声が雨を呼ぶのです、雨乞い活動家だったのです
・「雨雲を爆破」PN日暮里
　　　→雨の替わりに、ガンマ的なモノが降り注ぎます
・「トリプルクロスカウンター」PN志摩の荒鷲
　　　→カウンターで２倍、クロスカウンターで更に２倍、トリプルは更に２倍です
・「雨降りは休んでも良いことにする」PN三年寝太郎
　　　→ゆとり教育再開です、傘屋が泣いてます
・「みんなで息を吹きかける」PN湯似黒
　　　→「ちっぽけな力でも合わせれば」と実行しました、が微動だにしませんでした
・「ｔｏＹＯＵ」PNハンサム
　　　→雰囲気が変わりました、何か優しい気持ちになれます
・「森高千里を歌う」PN江口洋子
　　　→ちなみに「私がオバサンになっても」ではありません
・「前線の記号に音符を載せてみる」PN空シド礼美
　　　→今回の雨は、奇跡的にワルツを奏でました
・「とりあえず原監督に払ってもらう」PN目指せ度会の裕次郎
　　　→払ってもらった後は、恒例のゲンコツ合わせを忘れないで下さい
・「長靴を履いたネコを探す」PN夕焼けにゃーにゃー
　　　→小一の時に劇を見に行って迷子になりました、立見しました
・「竹雨と松雨にチクる」PN宇宙恐竜ゼットン
　　　→読み方は解りませんが、どうやらアニキ分みたいです
・「暖冬だと錯覚する」PNやっぱりコロ助
　　　→春の足音を体感するのです、紫陽花は桜気分でお願いします
・「梅雨の背中にお灸を据える」PNコンビニ堕天使
　　　→絵の虎を退治する一休の理論です、背中さえ出してくれれば可能ッス
・「梅雨以外のネーミングを考える」PN名付け親
　　　→「夏二十歳前」なんてどうでしょう、ドキドキできます
・「深夜ラジオに相談してみる」PNホワイトドラゴン略して白竜
　　　→そして曜日を越えてガンバソングを唄い出します、不参加不可って言われます
・「全員でシカト」PN僕はサイボーグ４
　　　→親が乗り込んで来て、学級会で大問題になりました
・「がんばったで賞をあげてお引き取りを願う」PN伊勢の荒鷲
　　　→ウヤムヤに金を握らせて帰すのは、汚い大人の第一歩です
・「農作物には必要なんですよ」PN駅部田のスナフキン
　　　→んな事は参加者全員が、百も承知なんですが
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
沢山のご応募本当にありがとうございました。
今回の大賞はハンサムでした。
今回は、日本の四季に参加させてもらえない「梅雨」を取り上げました。吹っ飛ばせないみたいですね。O&Aのセンスを磨く為に精進を続けましょう。
後Oの候補も受け付けています。
次回の第七十一回大会のOは
『冒険したい年頃の冒険』(by新見南吉)
となります。
7月1日までに名前かペンネームを記載の上、件名タイトルにO&Aと書いて
info@firstbase.jp
まで送って下さい。
よろしプラズマ!

最近、休日の朝が早起きになりました。
年令のせいでしょうか?
いいえ、違います。

私の隣の部屋に、ある家族が引っ越ししてきました。
その家族には高校生と中学生の子供がいます。
その年頃の特性そのままに、挨拶などは苦手な様子です。
たまに友達と自転車置場で喋っていますが、私は話した事はありません。

さて、めっきり暑くなったので、暑がりの私は終日窓を全開にしています。
おそらく高校生の方だと思いますが、受験勉強の合間に音楽を聴いています。
相当良いステレオなんでしょう、重低音でズムズム響いてきます。
曲によっては唄っています。
唄うのは私の方も、しょっちゅうですので気になりません。
そんな彼の最近のお気に入りがケツメイシになりました。
窓から『♪さくら舞い散る中に忘れた記憶とー君の声が戻ってくーるー』と聞こえてきます。
そんな事をされたらコチラとしては『♪ヒュルリーラーヒュルリーラーヒュルリーラー』とリフレインせずにはいられません。
ついついヒュルリラの声が大きくなりすぎて、終いには隣の音が止まりました。
それ以降、歌声どころか音楽すらも聴こえていません。
来週からはユックリ眠れそうです。

先日の父の日にちなんでか、ショッピングセンターに『小学生の描いたお父さんの絵』が飾られてました。
色んなお父さん達が、ズラッと天井から吊り下げられています。
各小学校ごとにグループ分けされていて、子供と親らがワイワイと見ていました。
賑わいに釣られて、私も一人で見てみました。
そして「コイツは上手い」「パクっとる」「センス無し」等と心の中で採点をしていました。
しかし、そんなランキング行為を吹っ飛ばす作品に出会ったのです。
それは『お爺さんっぽいお父さん』でしょうか。
確かに、明らかに年配すぎる「白髪で白髭のお父さん像」はありました。ループタイにステッキまで供えていました。が残念ながら違います。
『女装中のお父さん』でしょうか。
確かに、巻き毛でネックレスまでしている「プライベートすぎるお父さん像」は高得点を叩き出しました。化粧もバッチリでこのまま同伴出勤も可能な感じでした。がコレも違います。
そんな強者どもを蹴散らした私の中の第一位は、○○小学校２年の男の子Ａ君の作品でした。
その子のお父さんは、頬に傷、髪型はパンチパーマにそりこみ、下着っぽい白のランニングシャツから見切れた肩には桜吹雪の入れ墨、そして右手に出刃包丁、何故か左手の注射器から液体をピュッと発射している『ヤンチャなお父さん像』でした。
このお父さんが実在するのか空想かは解りません。
Ａ君が絵が上手いのか、下手なのか、印象派なのか、写実主義なのかも、さっぱり解りません。
私に出来る事は、来年も再来年もこの催しに参加して「Ａ君のお父さん像」がどのように成長していくのかを見守る事だけだと思います。
今、この文章を読んでる方は「嘘だ」と思われるんでしょうが、これは全て真実です。
絵を写真にも撮りましたしＡ君の名前もメモしました、が当然ながら諸事情により公開は出来ません。
ご了承下さい。

歩いてドーナツショップの前を通りました。
店に近づくとカラコロと鐘の音が響いていました。
その日はセールをやっていたのですが、
あいにくの雨で客足が鈍かったのでしょう、
男性店員が必死に呼び込みをしていました。
「ドーナツ９０円ですよーっ」と叫ぶ勢いで言っていました。
段ボールの箱を平たくしてビニール紐を装着した、おそらく自家製のボードを首から下げていました。
ボードを読むと『ドーナツ９０円』と書いてありました。
『舞台の練習で台本替わりのボードを読んでいるのか』はたまた『罰ゲーム』か『忘れっぽい』のかと考え、つい微笑んでしまいました。
私の微笑を好意的に受け取ったのか、男性は私に向かって「ドーナツ９０円です、美味しいです」と言いました。
彼の足元には、子供用のプールが置いてあり、水風船が水面一杯に浮かんでいました。
ノルマでこの水風船が無くなるまでは、店頭で叫び続ける仕組みかもしれません。
「お腹一杯でドーナツはいらないんですけど、水風船は貰えるんですか?」
「ドーナツを買って頂いた方だけなんですよ〜」
なにやら心底残念そうです。
「そらそうですよね〜」と私は返しました。
立ち去る時に、横で小さな女の子がライオンの着ぐるみと握手をしていました。
「お母さんは?」と男性が尋ねると
「中で買い物」と答えてました。
それから私は用事を済ませて３０分位後に、又ドーナツショップの前を通りました。
ライオンと女の子は、まだ握手をし続けていました。
女の子の握手をしてない方の手には、二つの赤と黒の水風船が握られていました。
もはや、男性の声は随分と小さくなり、ライオンは椅子に座って下を向いてしまってます。
男性が私をチラッと見たので「ご苦労様です」と言いました。
カラコロとひときわ大きい鐘の音で見送ってくれました。
ライオンは右手以外は動いてませんでした。

なぜでしょうか。
なぜ、このようなメールが送られてくるのでしょうか。
そもそもの間違いは文章の冒頭からです。
私は飲食店を経営していません。
大前提です。
しかし、どうしても店長に仕立て上げたいのは、
私の溢れんばかりの魅力が成し得る、
言わば有名税的なものなのでしょうか。

以下、私のファンと思しき方からのメールです。


--------------------------------------

○○○○ ○○店　店長様

先日、知人の伊藤さんが貴店をうかがい、
貴店は素晴らしいとのことで、ご紹介を受けました。

伊藤さんは、貴店の料理の味はもちろん、
店内の雰囲気、接客も申し分ないとのことで、
至福感さえ味わったと絶賛しておられました。

伊藤さんに代わって御礼申し上げます。

これもひとえに、店長様の陰日向の努力の賜物と お察しいたします。

私も是非一度、貴店へおうかがいし、
貴店の素晴らしさを堪能したいと存じます。

また、その際は店長様のお話を拝聴し、
後学の資とさせていただければ至福の至りでございます。

申し遅れましたが、私、鈴木誠次朗と申します。

私のプロフィールについて下記に掲載されておりますので、
お見知りおきくだされば、幸いです。

http://●●●●●


前回、同じようなメールを送ってきたのは

全国グルメ愛好会　ID【0832】
鈴木　淳子

でした。
どうやら２人は関係がありそうです。
そのうち伊藤さんからも熱いメールが送られてくるのでしょう。

野球の試合に誘われました。
出身高校の野球部の集いです。
毎年この時期にやってるのは把握してましたが、参加した事はありません。
今回初めて、同学年の奴から直々に誘われました。
電話してきたＴは、一学年上の先輩から
「お前等の学年にも声かけといて」と命令されたんだそうです。
「○○さんから頼まれてさあ、行けへんかな?」
「行けへん!行けても行かへんし」
「やよなあ」
「お前行くん?」
「俺は…行かへん」
「行かんのかい!」
最後に弱々しく「他の同期に声をかけてみるわ」と言って電話が切れました。
Ｔはリトル時代から野球が得意で、高一の入部当時から監督や上級に目をかけられてました。
ベンチ入りや試合出場もいつも一番手でした。
二年で既にレギュラーになってました。
その上、背は高く甘いマスクなので女子からの人気が高いのです。
そんな『生まれついての天才肌』の為か、常に半笑いで生きてるイメージでした。
それが自己中・生意気と認識され、ノック中に先輩とケンカした事もありました。
そんなＴが、他人の為に動いてる様子は、「時の流れは人をこうも成長させるのか」と私を感心させたのです。
人は変わります。
するとＴから又電話がありました。
上手くいかずに頼ってきたのでしょう。
いざとなれば更に下の後輩達を動員させる用意がある事を告げました。
「そこまでしてもらわんでも大丈夫」
「誰か参加するってか」
「いやいや、誰も行ってくれへん」
「自分が行くんやな」
「いやいや、行く訳ないやん」
「後輩らに言うたるわ」
するとＴは、先輩のざれ言を聞くなんて俺らしくないやろと力強く言い、
「全員無理でした、自分も含めて」と先輩に報告したと続けました。
全員どころか私以外には二人で力尽きたんだそうです。
三つ子の魂は、まだまだ続いています。