芥川直木

投稿日:2012/07/19
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芥川賞と直木賞が決まったそうです。
何かをしていて、きちんとした形で認められるのは
やっている側にしたらとても喜ばしい事です。
例えば、小学生の頃の冬休みの宿題に入っている
定番の書き初めも、冬休みという短い期間に時間を作り、
墨とすずりとマットと用意していざ筆を片手に書く作業というのは、準備段階から心が折れます。
しかし、それがどう間違ったか休み明けの何日か後に一斉に張り出された時、
自分の書いた「初春」の上に金なり銀なりの紙が貼ってあるだけで、
あの時の冬休みの自分が報われるように思います。
小説を書くというのは、書いた事がないので分かりませんが、
おおよそ読書感想文の10000倍くらい大変な作業だと思います。
「いつ芽が出るか分からないけれど、きっといつかは!」
という思いを胸に書きすすめていくのは、作業うんぬんよりもメンタル面で厳しいものがあります。
書きながらこれで良いだろうかと思って戻って進んでまた戻ってなどを繰り返しつつ、
表現に対しての形を作っていって、どうだ!と思って出してみたら酷評なども多々あるでしょう。
そういった諸々を突破してきて得られる「賞」は、かけがえのないもののように思います。
皆さんは何気なしに読んでいるこの「よみもの」でさえも、
毎回更新するときは不安でたまらないことを忘れないでいただきたい。
例え、くだらない事しかしていなかったとしても、
例え、どうしようもない事しか書いてなかったとしても、
世に出すと言う事は、そういう重さがあるのです。
ただ、ひとつ言えることはよみものに対して「コメント不可」を採用しているので、
読者の皆さんの酷評はおのずと聞こえない形となっています。
反省ゼロで、芥川賞・直木賞と肩を並べて
これからもよみものをまい進していきたいと思います!


カテゴリ:企画会議