新譜購入

投稿日:2013/03/04
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先日、ザ・クロマニヨンズのアルバムが発売されました。
早速聴きながらふと思いました。
まさかこの年令になって迄も、ヒロトと大声で合唱する状況になるなんて。
坊主頭の十代の頃には思いもよりませんでした。
部屋に並んでいるCDを見ると金銭的に余裕の無かったハイロウズ時代は、
アルバムのみでシングル盤は皆無、
更に金欠のブルーハーツ時代はカセットテープとなって箱に詰められています。
カセットテープ達は、もはや再生する事も出来ません。
聞いても間延びした音になっていると思われます。
今はその当時よりも、
わずかですが彼らの出すCD類は全て購入できるようになりはしましたが、
購入に際して落とし穴があるとは思いませんでした。
去年までクロマニヨンズのCDを扱っていたCD屋さんに、
発売日当日行きましたが
「クロマニヨンズのCDは全店で取り扱いを辞めました」
と言われてしまいました。
確かに、彼らのCDは大抵1枚のみの入荷で、
私が買う以外に誰が買っているのだろう、という雰囲気でしたが、
この店で集めたポイントは、
クロマニヨンズを購入時に貯め使いしていたのでかなりショックでした。
他の店をのぞいてみても、彼らの新譜は置いてありませんでした。
店側に「ニーズなし」と判断されてしまうことに淋しさを覚えます。
私としては「新譜も出してるし、購入者もいるのに、ニーズなしって…」
と、言いたくなりましたが仕方ありません。
私の住んでいる所には昔から成人映画館があります。
一度前を通ったことがありますが、客の姿は見えませんでした。
館内には客がいるのだと思われますが、辺りには哀愁が漂っています。
建物の裏には、その近くを通る人向けに大きな看板が設置されており、
放映中の映画のタイトルが三つもでかでかとアピールされています。
私は車でその道を通る度に放映中の映画タイトルを目にしますが、
1ヶ月毎くらいの割合で新しいタイトルに変更されています。
ということは1ヶ月毎に三作品のペースで新作が発表されているわけです。
そして今なお、潰れることなく生き続けているのです。
「新作は出ているが、鑑賞者・ニーズは不明」な成人映画館に、
何となく負けたような気がしてなりません。
ただ、こないだ見かけた映画のタイトルは「愛おしき哀しき隣人」「尼照らす」「パイズリ修道院」でした。
勝ち目はないように思います。


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