無条件品

投稿日:2013/03/02
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基本的にモノを欲しがらない性質をしています。
あったらあったで良いけれど、
なきゃ無いで良いと思うのであまり買い物をしたりしません。
そんな中でも無条件に購入するものがあります。
無条件に購入というのは、「見つけたら買う」というものです。
無条件購入の品は、
新品部門では
電気グルーヴの「メロン牧場シリーズ」、
ワンピースの新刊ぐらいです。
中古単行本の105円に幅を広げると
・東海林さだお「丸かじりシリーズの単行本」
・宮澤章夫
・町田康
・筒井康隆
となります。
玄関に備え付けの靴箱を室内に移動させて、
単行本を並べていますが入り切らない状態が続いています。
新しい本棚があれば良いなと思うけれど、
置くスペースもなく、なきゃ無いでまぁ良いかと本のみ増える一方です。
私の友人にも無条件購入をするヤツがいます。
高校時代、Mという友人はロッテリアの新作が出ると無条件に買って食べていました。
当時の私もお金がなく、店に入るという行為がほとんどなかった為、
友達に付いて行くという手法で店内に侵入し、ちょっと気分を高めていました。
Mがロッテリア無条件購入男だったので、
ロッテリアの新作が出たと聞くと必ずついていきました。
もちろん私は店員さんにお水だけをもらい、店内にたたずむだけでしたが、
何となく楽しかったように思います。
また別の友人Yはお昼にお弁当がない時には、
近くの飲食店に食べに行っていましたので、それにもついて行きました。
他のメンバーもわらわら便乗し、皆が注文をしていましたが、
私は店員さんにお水だけもらい、同じくたたずむだけを貫いていました。
全員の注文品が揃うと、「ではでは」と言わんばかりに弁当を取り出し、
御自由にお取り下さいと書いてある漬け物を弁当と共に食し、
その店で何か食べてきたと言わんばかりの顔をして帰ったりしていました。
今思えば不届き者でしたが、当時は悪気ゼロでした。
そんな事を懐かしみながらふと気付きました。
このロッテリアにも飲食店にも、必ず登場する人物がいます。
増田という友人です。
彼はついてくることに無条件な、流されやすい男であったのでしょうか。


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