薄毛対策

投稿日:2013/10/14

久しぶりに会った同級生同士の会話が髪の毛のことでした。
「前より増えている」とか「どんな育毛剤を使っている」とか。
彼らが高校生の頃は、
「○組の○さんが、すごい可愛い」とか
「期末試験やばいな、お前勉強してる?」とか、
そういった話題だったのに、人生の流れの大きさを痛感しました。
私自身の髪事情は、伸びてくるとクルクルと巻きだす性質の為、
伸びる前に坊主に近くなるので、
ボリュームがどうのとかセットがどうのとか全く関係ありません。
鬢に白いものが目立ってきたので、このままではいかつくない清原になってしまうと危惧している程度です。
髪に対しての思い、というのは人それぞれで、
やはり少なくなればとどまっていて欲しいと思う気持ちもよく分かります。
しかしながら、髪が薄い人の方がどうやらモテるそうなんです。
薄毛の人とそうでない人を調査したところ、
薄毛の人の方がそうでない人よりも彼女がいて、
そうでない人の方が恋愛経験がないという人が多かったそうです。
この調査結果は志村けんがモテる、というのと関係があるのでしょうか。
私が子供の頃、志村けんは土曜のヒーローという認識でした。
荒井注を知らない世代でしたので、いかりやに盾突く姿に毎週ヒロイズムを覚えたものです。
大人になってからの志村けんは、
顔が非常にかっこいいわけでもなく、
スタイルが優れているわけでもなく、
その上薄毛であるにも関わらず、モテているというイメージに変わりました。
しかも、美人にモテるという羨ましいイメージです。
人は志村けんを「セクシー」だと言います。
私は男なので志村けんのセクシーさは全く分かりませんが、
それが薄毛と関係あるのでしょうか。
かつて兄弟コントをやっていた沢田研二よりも、
いまや志村けんの方がセクシーの代名詞になっているから不思議です。
「薄毛」は「セクシー」として正解なんでしょうか。
たぶんですが、志村だからこそ、の結果だと思われます。
つまり「薄毛の魅力」では無く、薄毛を「些細な事」として受け入れ、
ストイックに振る舞っているからではないでしょうか。
そうでないと、モト冬樹の現状に説明が付きませんし。
しかしながら志村もモトも、
横髪やヅラでカモフラージュをせずに、
堂々とさらけ出し、自らネタにすることで、
一つ上の「薄毛を武器にしている」ステージにいる事には違いありません。
今になって思えば『志村!後ろ!』の子供の叫び声は、
唯一残った後ろ髪へのレクイエムだった気もしています。
カテゴリ:同級生