湯巡人巡

投稿日:2012/02/16
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ちょっと都会のお風呂に入りに行きました。
そこはいわゆるスーパー銭湯の様な種類豊富な風呂が自慢の入浴施設です。
掲げてある「天然温泉」は一体何をどうしているのかは分かりませんが、
肌荒れ覚悟で臨みました。
最近できたばかりっぽいので、中はとてもキレイでした。
日本人の風呂好きがうかがえる位の人の多さ。
風呂は室内外合わせて10以上はある規模で
やれ薬草だ、やれ強ジェット噴射だと癒したり突き飛ばしたりと
さながらアメとムチで私の心をもてあそんでいます。
内風呂を一通り巡り、火照った体を冷ますべく露天ゾーンへ行きました。
最初に美肌効果がでるという気泡がたくさん出ている乳白色の風呂に入りました。しかも貸し切り状態です。
美肌かー関係ねえーと思いながら入っていると、後からきた人が何故か
「あーーーーーーーーーー」と上を向いて声を出しました。
何やねん、と思いながらも黙って浸かっていると、
その人の連れっぽい人が入ってきてそいつも
「あーーーーーーーーーー」と上を向いて声を出し始めました。
2人して「あーーーーあーーーー」言いだすと、『お前はあー言わんのか』の空気になってきたので、そそくさと出て行きました。
続いて岩風呂にサッカー少年達と一緒に入り部活と勉強の両立について議論をし、次にテレビが置いてある炭酸風呂に行きました。
その湯は長時間入れる様にぬるめの設定です。
別に見た目はシュワシュワとはしていないくせに、
入ると陰毛を筆頭に全身の毛からはシュワシュワ泡が出る不思議風呂でした。
陰毛にびっしり白く泡が付くのが楽しいのですが、少しでも動くと消えてしまうので
そぉーっとそぉーっと入っていなければなりません。
テレビでは、くりぃむしちゅーが旬の食材を当てるみたいなぬるめの番組が流れてました。
柳原可奈子がいくつかある食材からマンゴーを悩んで選びます。
そしたら隣にいたおじやんがすかさず「マンゴーはないっ」と結構な大声で言いました。
マンゴーは旬の素材で柳原は正解でしたがおじやんはノーコメントで去ってしまいます。
笑いをこらえる振動で陰毛についた泡が瞬く間に消えていきました。
湯あたりして出ると、脱衣所ではじいやんが「こいつが勝手にワシのロッカーを開けた!」と太った二人組に濡れ衣を着せていました。
太った二人組のリーダーは大人の対応で寄り切ってました。
様々な風呂の数以上に様々な人間模様を体感できました。
かなり人当たりしたみたいです。


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