数字会話

投稿日:2012/02/25
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タイトルは忘れましたが、ブルーハーズの曲で
『電話の付いとる車に乗っとるアンタには僕が見えますか』みたいなのがありました。
本題と関係無いのに歌詞を勝手に使うと、いらん金や権利が発生しそうなのでちょっと変えてみました。ひょとすると、この行為は自惚れかもしれません。
このように、80年代では「電話付き車」は金持ちの代名詞でした。
「使ってる人はヤーさんか不動産屋である」の格言を聞いた覚えもあります。
そんな中、技術革新は進みポケベルが登場しました。
90年代になると収入月10万(サバ)、家賃月2万(リアル)の私ですら所持出来る程の価格破壊が起こったのです。
後期のモノは良く解りませんが、私が所持していた当時のポケベルは数字表記オンリーでした。
連絡が欲しい人が電話番号を入れると番号が表示され、ポケベル所持者は電話ボックスを慌てて捜すシステムでした。
やっとこ電話をかけると「間違えました〜」と何度も言われたものです。
連絡を欲してる側が慌ててポケベルの番号を間違えるんですね。
そんな失敗を重ねた人々は、やがて背番号制度を導入します。
これは「山田でヤマサンやから803」とか「剛やで244」等と勝手なルールを制定した形です。
私自身の名前は数字に置き換えらない為
『03は俺』と決め、この制度をヨイフロシステムと命名していい気になってました。
一方調子に乗った世間では
『114106(アイシテル)』
『0833(オヤスミ)』
等の数字言葉を交わす事となります。
ある日、可愛い女の子と出会った私はポケベル番号をさっそく教えました。
私はその娘の連絡先は知りません。
その夜『056724××××』とポケベルが鳴りました。
「怒るな、西、許せよ」と解読した私は『俺、西じゃねーよ』と無視します。
西は相当怒っているみたいで、喧嘩相手はしつこく許しを乞います。
当然、私はその娘とのその後を築けはしませんでした。


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