再利用論

投稿日:2014/01/27
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今まで捨てていた蟹の殻から、
キトサンを取り出し抗菌・防臭カーテンにしたり、
手術用縫合糸や人工皮膚などの医療素材から
食品・農業用品・化粧品・医療・家具まで、
キトサンはあらゆる分野でその効果が認められています。
どんな効果があるのかは、じっくり調べてみないと分かりませんが、
一個だけ言えるのは「抗菌・防臭効果」はあるようです。
そんな幅広い活躍を見せるキトサンも、
そもそもはきっと「捨てていた殻を何とか利用できないか」
という点からのアプローチだったように思います。
それでこれだけの何かを生み出せるのであれば、
他の「捨てていたもの」を利用しない手はありません。
もし、それを研究してキトサン以上に登場回数があるような、
何か素晴らしい物質を発見できたりしたら、
私の今後は安泰という言葉に間違いありません。
しかし捨てていたもの、というと一体何が思い浮かぶでしょうか。
みかんの皮はみかん農家が何かしら着手していることでしょうし、
牡蠣殻は牡蠣業者が何かしら着手していることでしょうし、
出汁がらは主婦がふりかけにしていることでしょうし、
パッと思いつくものが中々ありません。
私自身がよく目にする捨てているものは、
私自身から生えてくるヒゲの類です。
前にも書いたことがありますが、ヒゲが後から後から生えてくるエネルギーを
どうにか活用できないか、と考えたことはありますが、
結局何も思いつきはしませんでした。
それはきっと「生えるエネルギー」に着目したからで、
「抜け切ったヒゲ」については考えることはなかったからです。
これは言わば「捨てていた蟹殻」と同じ立ち位置ではないでしょうか。
ヒゲの事を調べると、ヒゲは「ケラチン」というたんぱく質からできているそうです。
また、ケラチンはヒゲだけでなく皮膚や爪なども作っているんだそうです。
さらに「ケラチン」で検索したら何やら項目がたくさん引っ掛かってきたので、
すでにケラチナミン辺りが何かしらの着手をしているのだと思われます。
そうすると、成分ではなく本体で考えていきたいと思います。
私から生えてくるヒゲの特徴は、まず濃いことにあります。
何度も剃られ抜かれを繰り返し体験しているので、
負けるものかと己を鍛え上げてきた言わばアスリートのようなヒゲです。
立派な体つきであります。
この本体を利用すると言う事であれば考えられるのは・・・
まつげなんかはどうでしょうか。
今、女性の方々が多く使用している「つけまつげ」を、ヒゲで作るのです。
まつげもきっとケラチンですから同じ仲間で何ら違和感はありません。
また、ヒゲは濃いですから、色合いとしても十分に力があると思われます。
さらに、ひょっとしたら少しばかり伸びる、という可能性もありそうです。
長さは足りないかもしれませんが、濃さで補って頂ければ、
今までにないくらいの目力が発揮されるかもしれません。
ただ、残念なことに最近の私のヒゲは白髪が多くなってきたことにあります。
もう少し若ければ「ヒゲまつげ」を開発できたことでしょう。
残念ではありますが、私の野望はまだまだ続くと言う所で筆を置きたいと思います。
ご静読、ありがとうございました。
オナラの再利用につきましては次回以降に回します。


カテゴリ:企画会議