垂流現象

投稿日:2014/01/13
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プライベートでは他人との関わりを極力省略したい私にとって、
昨今のネットによる情報垂れ流し現象は、頭の痛いところです。
コイツは垂れ流しの性癖があると解っていれば、
こちらもそう認識して、ソイツに近づかないように生活したり、垂れ流され仕様の作った自分のみで接していれば済むのですが、
流行りに流されて垂れ流す人が増えれば増えるだけ、その見極めが難しくなります。
1カメの動きだけを注意しておけばセーフだったのが、2カメ3カメ、100カメと増え続けるイメージです。
私は、ますます殻に閉じこもるしかなくなる流れです。
例えば、二股交際の相談をされて、自分なりに相手の立場になって考えて、で答えた内容を、
『先日○○も居酒屋でこう言っていた』と垂れ流されると、
さも自分も二股の渦中にいる、しかも呑気に酒を呑んで語ってる、カラオケまで行ってると認識されてしまいます。
その上に知らない所で、全く知らない奴らに『イイネ』を重ねられたりもするのです。
どうなんでしょう。
で、どんどんデフォルトされていき、自分の知らない世界で、本当の自分とは違う人間像が育まれていくのです。
例えば「コレ自分です」「ココへ行きました」「夕食はコレ食べました」と写真をアップする際に、
白目をむいてたり、汚い部屋が後ろに写ったり、歯糞が丸解りした写真は選びません。
不細工は不細工なりにマシな写りの写真を選び、高評価を得られるであろう出来事を選びます。
こう見られたいと作製した自分を、こう見られたいと作製した他人が、『イイネ』『イイヨネ』と評価しあってるのが気持ち悪く感じます。
それが楽しい人を絶滅させたい訳ではないのですが、関わりたくない気はします。
得てしてそういう人は、ここまで言っても、まだ仲間に入らせよう入らせようと執拗に働きかけてきます。
仮に、私が本当の自分を垂れ流しだしたら、一番先に逃げ出す人種だという事もコチラは解っています。
今の私は「よみもの」で手一杯です。
それを誰も望んでなくとも、ココでのみ「糞みたいな自分」を垂れ流していくのです。
いまだにデフォルトの意味は解ってはいませんが。


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