英才教育

投稿日:2014/01/12
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4歳下の妹が産まれた時に、父に言われました。
「ええか、コイツは女で弱いんや。力もないし、カラ(身体)もちっさい。やでお前が守ったらなあかんのや」
それから何年か経って小学生の時に、母が言いました。
「男やったら何でも一番を目指さなあかん。料理でも何の世界でも、一番は男ばっかりや」
小さい頃からこんな英才教育を受けさせると、
今の私に似た四十男が出来上がるのかも知れません。
先日、高校の同窓会があったので行ってみると、
記憶のかなたにあった顔を、若干老けさせた顔をした人達が沢山いました。
卒業以来22年振りで、それぞれに色んな事件簿があったんでしょうが、
不思議と当時とほぼ変わらない人間関係が垣間見れました。
いじられキャラはいじられ、モテキャラはモテて、ひっそりキャラはやっぱり確認できませんでした。
ワイワイと騒ぎ、写真を撮り、酒を呑みしていましたが、
幼い頃からの言い付け通り、男子は全スルーで女子のみ追っかけまわすスタイルを貫き通しました。
チラ見した昔の彼女が綺麗で、逃した魚の大きさを憂い、
フラれた女性と会話して、やっぱり逃した魚の大きさを憂い、
知らなかった同級生が色気タップリで先見の無さを憂いと、
憂いを繰り返していました。
そんな中、私が投げかけられた質問で気になった物を発表してみます。

・何の仕事をしているのですか?
・なぜ来ようと思ったのですか?
・痩せましたか?
・太りましたか?
・家庭を持った事はありますか?
・社会人になった事はありますか?
・同窓生なんですか?
全員から敬語で、越えられない壁を感じつつ帰路につきました。
英才教育も、ほどほどが良いみたいです。


カテゴリ:同級生