犬之気持

投稿日:2012/11/11
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散歩をさせれている犬の反応は大きく2つに分かれます。
出会う人に興味を持つか、威嚇をするか。
それが道ではなく家の場合、威嚇されることは防犯要素があり、
犬側は「おいお前誰だ、おい!」となり、
人側は「ああ、すいません。ちょいとお邪魔しますぅ。」と、
そこに流れるのは正しい関係であると思うけれど、
道での場合の威嚇はちょっと違う様な気がします。
吠えて飛びかからんばかりになり、
「よしなさい!」と飼い主が引っ張ったヒモがピーンと張り、
犬はその反動で前足を浮かす様が、更に威嚇感を出しているけれど、
そこには「なぜ吠えられる?」という人側の疑問が漂います。
「犬は吠えるもの」であるとするならば、
人側は吠えて威嚇されることは、赤ちゃんは泣くのが仕事と言われるようなもんだから
仕方ないと納得をして威嚇されるけれど、
すべての犬が威嚇をするわけではありません。
「興味を持つ」という犬もしばしば見かけます。
特に私はその傾向の犬にガン見をされる率が高いのですが、
それも人側にしてみれば「なぜ見られる?」という疑問が漂います。
すれ違い様だけであれば、私も対人間に対して
「おやおや?面白い風貌で歩いているぞ?」とチラ見してしまうこともありますが、
時に何度も何度も振り返り見てくる犬もいたりします。
そんな失礼なこと、そうそうできません。
そういった犬も大抵が飼い主に「コラ!」とヒモを引っ張られ、
顔だけ私を見ながら身体を前に引っ張られるという、
結構屈辱な行為を受け入れつつ、やはりまだ見るという始末。
両者において、犬をそれほどまでに掻き立てるものは一体何なのか。
スーパーで買ったものを袋に入れつつ、ふと目にした「いぬのきもち」という
広告が私の長年の疑問を呼び覚ましました。
是非、いぬのきもち、知りたいです。


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