澤村遥五

投稿日:2014/07/24
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アイドルというものに昔から興味がありませんでした。
そんな私ですが何故か今、アイドルを育てているハメになっています。
というのも、私がずっと好んでやっている龍が如くというゲームの、
5をやっていて主人公がストーリー毎に変わっていく設定なのですが、
主人公が変わればおのずと主人公毎にゲーム内ですべき事が変わってきます。
最初の桐生バージョンでは福岡のタクシードライバーという職業柄、
様々な客を乗せてミッションをクリアしたり、
時にはカーチェイスもやらされたりしていました。
次の冴島バージョンでは刑務所から脱獄した際に雪山で遭難し、
助けてもらった集落でまたぎの真似事をするのですが、
そんな私に住人はあれやこれやとミッションを課してきたりしてきました。
雪山での狩猟はなかなか困難でしたが、
何とか無事にクリアし、次の主人公に話が移っていきました。
龍が如くというゲームは基本的に街中のチンピラをどついて、
キャバクラで女の子を落として、ヤクザと闘うようなゲームです。
物語の主軸は、とあるストーリーをそれぞれ別の主人公が、
別の角度から追っていくようになっているのですが、
それ以外はざっとこんな感じです。
言わば「男」を全面に出したような感じなのですが、
冴島の次の主人公は桐生と縁あって一緒に暮らすことになった、
遥という女の子です。
スカウトされ、大阪の街でアイドルを目指す設定になっています。
無論、女の子ですから暴力関係とは無縁です。
街をうろうろしていてもチンピラに絡まれる事はありません。
もちろん、キャバクラに行く事もありません。
未成年なので酒を飲んだりする事もありません。
どのようにゲームをクリアするのかと言うと、
東京進出を目指して日々芸に励む、という趣旨です。
芸能事務所に所属しているのでレッスンを受けたり、
握手会やテレビ撮影などの仕事をこなしたり、
街中ではダンスをやっている人達にダンスバトルを申し込んだり、
そういった形でアイドルとしてのレベルを上げていくのです。
私の今まで培ってきた素早いボタン操作は、
ケンカ中の技の繰り出し加減にだけ生かされていました。
それが今や踊り歌い、決めポーズをする為のボタン入力に一心に注がれています。
40を越えたおっさんが一体何をやっているのか、と、
ふと考えたりもするのですが、レベルが上がると嬉しく思ったりする自分がいます。
何が切ないかって、遥が歌うアイドルソングが、ちょっと歌えてしまうことにあります。
遥編が終わるのにあと何十時間と費やさねばなりません。
アイドルを育てるのはゲームの世界でもたやすいものではないようです。


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