推薦文庫

投稿日:2011/05/28
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ある人物から、知人に本をプレゼントしたいのだがキミのオススメは何かね?と聞かれました。
昔も今も読書家の私です。
私の琴線に触れた名作達をピックアップし、その中のNo.1を伝えたのですが、「う〜ん」などと言って全く響いていない様子でした。
本の好みは十人十色なのは解ってましたが、作家名すら「そんな人は知らない」と言われると打つ手が見つかりません。

以前、就職活動中の同級生がこんな事を言ってました。
「面接官はジジイが多いやろ。ジジイに気に入られる必要があるやんか。話を合わすのが一番手っ取り早いんさな。趣味に読書って書いとる奴は多いんやけどさ、何読んどるかが大事なんよ。やから俺はジジイに何読んどるか聞かれたら『司馬遼太郎』って答えるんさ」と。
そして突っ込まれた時の為に『司馬遼太郎』の本を実際に買って読んでました。
相手に気に入られるために本を読む、そんな経験の無い私としては衝撃でした。私の今までの読書に対するスタンスは間違ってたのかと愕然としました。

でも今となっては私の方が正しいと自信を持って言えます。
読みたい本を好き勝手に読むのが正解なのだと。
本のオススメは相手に合わせずススメるのが本当のオススメなのだと。

私がオススメするのは、昔も今も『電気グルーヴ著のメロン牧場〜花嫁は死神』です。







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カテゴリ:同級生