卒業零九

投稿日:2013/02/28
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子供の頃、NHKの教育番組で見ていた「できるかな?」こと「ノッポさん」に次ぐ、
知っている番組で「つくってあそぼ」があります。
そこにずっと登場していた「わくわくさん」が23年間を経て卒業するそうです。
昨今の無駄に「卒業」として辞めたり、次の何かを始めたりするアイドル達に、
卒業とはこういうものだ、と言いたくなるようなわくわくさんの卒業。
記事では起用当初の下手さ加減で、上層部から降板させろとの声が出たり、
どうなるか分からない中、妊娠中の妻を抱え「わくわくさん一本でいく」とバクチに出たり、
「わくわくさんではなく、どきどきさん、はらはらさんという他ない」と
中途半端にいじられたわくわくさんの人生ですが、
イモ欽トリオの山口良一似の何歳か分からないフェイスで
白髪染めをしトレードマークの丸眼鏡は老眼鏡という、現在の年令51才で
わくわくさんをやり遂げたのは素晴らしいことだと思います。
知らなかったのですが、わくわくさんと相棒のゴロリには設定があり、
わくわくさんは20代後半の世界で活躍するデザイナーで、
番組内でバックに写るわくわくさんが住む家は、ゴロリの父親が建てたバンガローなので、
ゴロリの立ち位置は大家の息子なんだそうです。
世界的デザイナーがなぜ牛乳瓶のふたで作った紙の車などを紹介しているのかは、
謎に包まれていますがそんな関係とは知りませんでした。
またゴロリとは私生活での付き合いはなく、新鮮さを保つために
移動も別で飛行機は並んで座らず、仕事以外のメールはしないのだそうです。
私からすればゴロリの風貌になった時点で、
別の生き物なので毎回新鮮さを感じるように思うのですが、
これが23年という年月の重みなのでしょう。
わくわくさんには購入したマンションのローンが73才まであるそうです。
あと22年、無理してでもわくわくさんやらなきゃいけないように思いますが、
卒業後は別の○○さんという人生もあるかもしれませんので、
そっと見守りたいと思います。
最後に私は23年間ゴロリを犬だと思っていましたが、ヤツは熊でした。


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