信号装備

投稿日:2013/02/02
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前を走る車にイライラしていました。
基本は低速ですが、突如としてスピードをあげるのです。
抜かそうと試みもしましたが、
直線にもかかわらずセンターラインをはみ出すので危険です。
仕方なく後ろに付いていました。
どうやらスマホか何かで、地図を見ながらの走行みたいです。
私の更に後ろの車は抜かさない私に対してもイライラしている様子で、
ピタピタにくっつけてきます。
そんな馬鹿車二台に挟まれながら、
運転者の意志表示について考えていました。
曲がる時のウインカー。
お礼やチョイ駐車の時のハザード。
促しや注意喚起の時のライト。
叱責や注目を呼び掛ける時のクラクション。
主に装備としては「ウインカー」「ハザード」「ライト」「クラクション」の四種類で、
これらは私が物心ついた頃から存在し、全く進歩していないのです。
これでは「意思表示」としては弱すぎるラインアップです。
意志表示をより正確に伝える為、電光掲示板を前後に搭載しようとすると、
それはそれで色んな意味で面倒なことになるでしょう。
例えば自転車の場合、手信号なるものがあります。
それを活用している人は私の人生上目撃したことはあまりありませんが、
手信号的なもので表そうとしても、正確に伝わるかがネックです。
「私は今地図を見ています」や「妻が産気づいています」や、
「道に迷っています」や「あと少しで左折する予定です」や、
走行中の意思表示はかなりのレパートリーを要します。
使う側も見る側も、相当な記憶力を必要とするわけです。
しかもどの車に対してかもはっきりしないと混乱を招きます。
考えるに、前後どちらかの車にしか意思表示しない訳です。
今回の場合、地図を見ている車に対しては、地図を見ている車側が、
後ろの私に対して「地図を見ていまして・・・」と伝えれば良いですし、
ピタピタに付けてくる車に対しては、
私が「何故急ぐ?」との問いかけ、もしくはピタピタ車が
「めっちゃ急いでますねん」と伝えれば意志の疎通が図れるわけです。
そうなると現在装備されている「ライト」「ブレーキランプ」で
前後の使い分けが可能となりますが、それを伝える信号が難題となってきます。
私の頭に思い浮かぶのは「ブレーキランプ5回点滅、愛してるのサイン」くらいです。
走行中に愛があれば、問題ないのかもしれません。


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