年間四万

投稿日:2013/02/04
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毎日、アチコチを走行している私の車は
購入してから1年位ですでに走行距離4万キロを超えています。
日々ねぎらいの言葉をかけつつ、
どうかあと10年は乗りたいなと思っていますが、
10年後となると推定40万キロになってしまいます。
彼(自動車)としてはこの世に誕生してから、
まさかこんなに走らされるとは思っていなかったことでしょう。
「俺、軽だぜ?!」と、きっと思っていることだと思われます。
そんな彼がこないだ小さなストライキを起こしてきました。
日ごろのうっぷんが溜まっていたのかもしれません。
車に乗り込み、電源をON状態に携帯の充電をしていました。
充電しながら携帯で話す事15分。
「そろそろ行くか!」とエンジンをかけると聞いたことのない音が鳴り、
うんともすんとも言いません。
もう一度キーを回しても、エンジンがかかる気配がありません。
私自身、車に対しての知識はゼロに等しい為、
こういった場合どうしていいか分かりません。
とりあえず「おい、お前どうした!」と声をかけつつ、
再度チャレンジしましたが、やはりエンジンはかかりません。
幸いなことに彼を購入した販売店がすぐ近くにありましたので、
電話をして店の人に駆けつけてもらいました。
ボンネットを開けて、何やら装置を取り出し「ヴッ」という音を立てると
彼は機嫌を直したのか、すんなりエンジンがかかりました。
「バッテリーが弱っているのかもしれません。」
そう言われて不安になり、そのままバッテリーの点検をしてもらう事にしました。
待つこと数十分、検査結果は「異常なし」と出ました。
色々説明されましたが、色々気をつけよ、との事でした。
帰り道は今までで一番彼に気を遣いながらの運転でした。
たぶん「色んな事をいっぺんせんといて!」との心の叫びだったのでしょう。
すまんかったなぁ・・と思いながら、残りがだいぶ少なくなってきたのでガソリ
ンを入れることにしました。
セルフでしたので私が「堪忍な・・」の気持ちを込めての給油です。
するとスタンドの店員さんが駆け寄って来ました。
「あの・・・ボンネットの・・」
私は点検とかの営業トークと思い、「いやさっきしてきたから!」と言いました。
それでも「いえ、あの・・ボンネットが・・」
「ほやで、さっき点検してきたばっかやもんで大丈夫です!」と強めに言いました。
「あの、違うんです、ボンネットが開いたままです・・」
「へ?」となり、見てみるとほんの少し開いていました。
「閉めておきますね。」と言いバフッと閉めると立ち去って行きました。
「堪忍な・・・」
私はもう少し色々気を付けねばならないようです。


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