追加替玉

投稿日:2013/11/21
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先日、久しぶりにお店のラーメンを食べました。
そのお店に到着したのはお昼を結構過ぎてからでした。
それでも店にはたくさんの客と、私の後からも続々とお客が入ってきます。
そこのお店のウリとなっているのは、「替え玉無料」というシステムです。
ラーメンを発注すれば、言わば好きなだけ替え玉を食べられるわけです。
ですので客層としては若い男女か、子供連れの家族でごったがえしています。
子供連れなどは「一杯のかけそば」ならぬ、
「一杯のラーメンで替え玉を子供分だけ」というスタイルで、
食事を楽しんでいるのではと推測されます。
いくつかラーメンの種類はありますが、
スープのベースとなっているのは「豚骨」です。
中には「中華そば」というあっさり目でスープもサラリとしていそうな
メニューもあるのですが、
中華そばで替え玉って何だか不相応な気がしてなりません。
ですので自然な流れで豚骨ベースのラーメンを発注するのですが、
スープはもったりしており、麺にけっこう絡みつき、
一杯目を食べ終える頃にはスープもだいぶと減っている状況です。
更に、スープの温度は刻一刻と冷めていってしまうので、
食べ終えてから替え玉を発注すると、ぬるいスープの残念なラーメンになってしまいます。
それを見越した私はラーメンを半分ほど食べてから替え玉を発注し、
途中でわんこそば形式で食べるという寸法で挑戦をしましたが、
スープの温度と替え玉の麺がのびていく速度を気にするあまり、
何やら慌ただしい食事となってしまいました。
替え玉はせいぜい1回くらいが無難なんだろうな、という思いで水を飲み、
つまようじを操っていると、私の隣の人はラーメンが到着するや否や、
「替え玉ダブルで」と店員に告げていました。
一気に2玉、食べようと言うつもりです。
しかも「塩を端っこに付けてきて下さい」という何やら変わった注文をしています。
興味本位でしばらく観察をしていると、その人は替え玉ダブルをラーメンに投入せず、
依頼の塩を麺にまぶして直接すすっていました。
蕎麦通な人が、まずは蕎麦だけをすする的な風合いですすっているのです。
2/3食べたらラーメンに投入し、「替え玉ダブルで」とまた注文をしています。
もちろん、注文のラーメンも食べねばなりません。
替え玉ダブルも1〜2分後に到着しています。
その後、彼は一心不乱にラーメンをすすり、麺だけをすすり、ラーメンをすすり、と
終始、ずっとすする作業を行っていました。
私は替え玉1回で満腹でしたが、彼は合計5玉の麺を消費しているのです。
最後の方の、スープもなく、塩もない状態での麺の味は果たして美味しいのでしょうか。
それほどまでして食べたいって思うほど、替え玉に魅力はあるのでしょうか。
それともただ、猛烈に腹が減っていただけでしょうか。


カテゴリ:グルメ