通信販売

投稿日:2013/08/16
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社会に出たのが三十歳の時の私も、
はや社会人生活丸十年を迎えています。
十年を振り返っての感想は「これで案外面白い」ですが、
これは「意識的に面白い事を求めていた賜物」と好意的に解釈せねばなりません。
しかし昔からの知人からは
「丸くなった」「おとなしくなった」と残念な台詞を言われがちで
大いに反省したりもするのですが、
そもそも二十年前の私なら、
反省どころかそんな意見に耳を貸すはずも無かったでしょうから、
反省自体する行為自体がアウトな堂々巡りとなるのです。
先日、無職歴の長い年下の女性の友人から、
「ネットショップをやる」と連絡がありました。
興味本位で覗いて見ました。
Tシャツとマグカップにジョンレノン風の絵を描いた商品が並んでおり、
デザインは『キーッ』と『シューッシューッ』の二種類ありましたが、
結局何一つカートに入れることなく、そっと閉じました。
十日ほど経過し、再度サイトを覗くと、
新デザインの『ハハッ』が追加されていました。
商品もTシャツとマグカップ以外に
『長袖Tシャツ』
『トレーナー』
『キャップ・ハット』
『ポロシャツ』
『レディース』
『ベビー』
『バッグ』
『iPodnanoハードケース』
『タンブラー・グラス』
『缶バッジ・マグネット』
『ポスター・テキスタイルパネル』
『クッション・抱き枕』
『文具(ステーショナリー)』
『パンツ』
『雑貨』
と多彩に増えていました。
「Tシャツ売れた?」とメールすると、
「売れてません、家賃がヤバイです」と返ってきました。
彼女は今年三十歳のはずです。
このままの路線を突っ走るのか、私の様に方向転換してしまうのかは、
おそらく、このショップの売上にかかっているのでしょう。
勝手な想像ですが。
どなたか奇特な物好きな酔狂な方がいましたら、買ってやって欲しいと思います。

http://www.upsold.com/dshop/original/panpapapan

私には買う勇気がありません。


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