文明開化

投稿日:2012/12/09
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『士』が付く職業を『サムライ業』と呼ぶのだそうです。
そもそも武士の『士』が由来なんだそうで、
代議士・弁護士・労務士・会計士・税理士などがコレにあたります。
武士の流れだけあって、庶民側と言うよりも権力のイメージが強いのが特徴です。
「役所」や「公」や「国」みたいな大きな組織を相手にしたがりそう、入り込みたそうな雰囲気、とでも言いましょうか。
これらの職種の仕事内容は、
漠然としか解りませんが、景気に左右されずガッポリ儲けている感じがします。
濡れ手に粟っぽい現代のサムライ達は、いつもやたら忙しそうに振る舞っています。
きっとサムライに成り上がる為に、頭や時間や金やコネを沢山使ったので、
その投資分を回収しようと必死なのでしょう。
そして、やたらめったらとバッジを付けたがります。
考えてみますと、明治の文明開化で武士からチョンマゲが無くなりました。
そのチョンマゲの代用品としてバッジが登場したと推測できます。
当然バッジはチョンマゲよりも小さいので、
バッジ自体の自己主張を促す為に金色で装飾せざるを得ませんでした。
ネオ武士の誕生です。
ネオチョンマゲを手に入れたネオ武士団らは、
嬉しがってこの制度を導入しました。
で、今もその流れのまま、この制度を活用してるのです。
私がたまに会うサムライ達も、たいてい金ピカのバッジを付けて、仕立てのスーツを着こなし、高そうな時計が時を刻んでいます。
バッジがチョンマゲとすると、スーツが裃、時計が刀なのでしょう。
高級車が馬ですので、外車はサラブレッド種に分類されるのです。
サムライ業の他の特徴としては、
全て「悪徳」と頭に付けれる
と言った所でしょうか。
その点も時代劇っぽいのです。
そんな中、弁理士の生業だけは理解できませんでした。
便利なんでしょうか。


カテゴリ:企画会議