全哺乳類
投稿日:2014/05/05男性という立場において、色々思い悩む事があります。
例えば私が男として親から教えられた事の一番最初は、
「妹を守る」ということです。
それは言わば「女性を守る」ということで、
それと同時にやはり男は強くなくては、という思いにつながっていきます。
例を挙げるとするなら、妹が「キャー」と叫び、
「何があった?」と見に行くと妹のそばにゴキブリがいるとします。
そういった場合、男の私はゴキブリを退治せねばなりません。
しかしながら私だってゴキブリは嫌です。
気持ち悪いです。 飛んできたら本当に嫌です。
それでもやはり戦わねばならぬのは男だからと言う事でしょう。
ヒゲだってそうです。
特に私においては肌荒れの原因となるヒゲ剃りのそもそもは、
ヒゲが生えてくるから発生するのです。
別に生えてくれと頼んだわけではないのですが、
それも男だからという事でしょう。
とりあえず2つほど出してみましたが、そんな男性に追い打ちをかけるような、
非常に耐えがたい記事を発見しました。
男性の体臭は、その脇の下の匂いだけで、ネズミにとって、
またおそらくは多くの哺乳類にとってストレスになる可能性があることが、
最新の研究で明らかになったんだそうです。
詳しい内容としましては、マウスやラットが男性の匂いを嗅ぐと
不安定になって痛みの感覚が麻痺することが観察され、
男性の体臭は「強い生理的ストレス反応を誘発し、
ストレス誘導性無痛覚(痛みの緩和)を引き起こす」のだそうです。
それは男性研究者が一晩着用したシャツを嗅いだ実験動物のネズミにみられたんだとか。
また、それはネズミだけに限らず、ゆくゆくは全哺乳類でも同じことが起きていることが
明らかになっていくだろうと書いてありました。
ちょっと待て、と。
生まれて今までずっとその脇の下と付き合ってきた男性はどうすればいいのか、と。
好きで脇の下から匂いを発している訳ではありません。
汗臭い時は自分自身でストレスを自分発信で感じているのに、
全哺乳類に対してストレスを与えているなんて、あまりにも切ないことではないでしょうか。
それも男だからという事でしょうか。
ちなみに女性研究員が一晩着用したシャツを嗅がせた所、
男性の匂いの効果を打ち消す鎮静効果があったそうです。
やはり男性は色んな意味で女性を守っていかねばなりません。