鳥皮起源

投稿日:2011/09/17


一人暮らしをしていた時に、同級生が遊びにやってきました。
車を持っておらず、普段の行動範囲が原付き以下に抑え込まれていた私は、あっちやこっちへ連れ回しました。
一通り観光を楽しんだ後、お金もそうありませんので私の部屋で酒盛りをする事になりました。
行きつけのスーパーに買い出しに行きます。
そいつから「トリ皮をアテに焼酎を呑もう、安上がりやし」と提案がありました。
焼酎の味や飲み方を知らない私は渋々了承し、二階堂の一升瓶を購入。
その後、肉コーナーへ。美味そうな肉達の脇にトリ皮がありました。パックにこれでもかと詰め込まれててもグラム30円です。
よく食べる二人ですから二パック購入して部屋に戻りました。
焼酎を呑みつつ料理スタートです。
フライパンに油を垂らしてトリ皮を炒めます。
焼鳥屋で食べたパリパリのトリ皮をイメージしてましたが二人とも作り方は解りません。
そうこうしていると脂が湧き出し、フライパンがタプタプになってきました。
この脂で更に揚げる感じで炒めるハズだと継続しましたが、いかんせん電熱器ですので風呂で言う所の適温止まり。
辺りには脂臭い匂いが充満しています。
臭みけしにと「二階堂」を注ぎました。
一向にパリパリになる気配が無いので、醤油をかけて丼によそって七味をかけて完成としました。
その日以来、トリ皮が食べれなくなりました。
焼鳥屋のパリパリのもです。
カテゴリ:グルメ