私服装着

投稿日:2014/09/08
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私服の時は、ほぼチェーンウォレットを付けていますが、決してオシャレではありません。
一人で単館の映画館に行くのが、マイブームの頃がありました。
二本立てや三本立てを見るのですが、
アカデミー系とカンヌ系で言うならばカンヌ系の暗い洋画を見続けるのです。
長時間の着席で腰や尻は悲鳴をあげますので、
空席を幸いな事に行儀悪い座り方で過ごします。
ある日、いつもの如く二本立てか三本立てを見終えて、
いつもの如くごっちゃになったストーリーを解きほぐししつつ駅に到着し、
切符を買おうとすると、尻ポケットの財布がありません。
慌てふためいて、来た道を下を向いて散策しつつ引き返しましたが、
どこにも財布は無く映画館まで戻ってきてしいました。
再度、駅までを時間をかけて捜しましたが、財布は見当たりません。
泣く思いで映画館に戻り、入口のモギリ係に財布を見かけなかったかと尋ねましたが、
汚らしい格好の為か、タダで映画を見ようと思われたのか、
けんもほろろな扱いを受けました。
何とか上役を呼んでもらい、
「自分は貧乏でこんな格好をしているが、さっきまで客として座っていた。それは真ん中らへんの席で前は空いてた。見た映画の内容はごっちゃになってはいるが、間違いなく見た。駅で財布の紛失に気づいたが、この中が怪しいんで捜させてくれ。」といった内容を説明したのですが、
あいにく上映中につき中を捜す事は不可能と告げられました。
終了時間にまた来る事にして、駅の交番へ届けを出し、
ウロウロと地面を見て時間になったので映画館に戻り突入しましたが、席に財布はありませんでした。
失望していると、たまたま私が座っていた席の後ろに座った老夫婦が届けてくれました。
立会いの元、中身の確認をします。
・ボーリング無料券
・免許証
・各種カード
・現金350円
無事に証明されましたが、それ以来チェーンウォレットを装着しています。
ウォレットチェーンが正しいのかは解りません。


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