探偵の七つ道具というのが昔ありました。
水に溶けるメモとか、潜望鏡とか、万能紐とかです。
そういった魅惑の品々は子供心をくすぐります。
40も過ぎた今では、
心をくすぐる道具なんていうのは、
自宅で焼き鳥を焼くセットくらいで、
賢さも秘密さも持ち合わせていません。
そんな中、新聞の広告欄に釘付けになる商品が載っていました。
それはボールペン型録音機です。
形は普通のボールペン。
でも中身は録音機。
ペン先を出すみたいに上部を押せば録音。
もう一度押せば停止。
それは補聴器と一緒に掲載されており、
２つの共通点は『周りから分かられにくい』というものです。
補聴器は分かります。
見た目に分からない方がスマートに見えます。
でも録音機は明らかに探偵の道具さを醸し出してはいないでしょうか。
用途としては『保険契約やお料理教室の時に』と書いてありましたが、
かえって怪しがられそうに思います。
子供の頃、例えチャちくとも探偵の七つ道具には本物さを見いだしていました。
それが今ではより近い形で普通に品として買えるのです。
こうなったらスパイメガネの高性能版なんかも作ってもらいたいです。
用途としては、
『買い物で気になる服や小物の値段や、
フラダンス教室の振り付けをさりげなく録画！自宅でじっくり検討＆観察できます！』