漫画塗絵

投稿日:2013/03/30
hakusi.jpg

小さい頃、おもちゃは誕生日などの年1回の行事にもらえる等、
ひょいひょい手にできるものではありませんでした。
お年玉でゲットする、何故か気分を良くした叔母さんに買ってもらう、
こづかいを地道に貯めてゲットする、といった感じで
欲しいものはそういった手段で手にしていました。
今も変わらず、地道に貯める戦法を貫いています。
しかし、外に出れば楽しいものは無限にありましたし、
おもちゃじゃなくても遊べることは五万とあるように思っていました。
それはきっと、想像力を養う大きな要因であると思います。
そんな私は、甥と姪にぬりえをプレゼントしようと画策しました。
ただ「ぬりえ」を買って持っていくのでは、何の良さもありません。
そこで私は自作のぬりえを作成しようと考えました。
前情報として最近ゲゲゲの鬼太郎を見ていることを掴んでいました。
その中でも「ぬりかべ」が好きだというのも耳に入れていました。
よし、ぬりかべを書こう。
そして頭の中で描いたぬりかべを書いていくと、
手足を生やした四角い何かにしか見えませんでした。
これではいけない。
得意だったパーマンを書いてみる事にしました。
太ったパーマンができあがりました。
これもいけない。
ぬりえになる以前の問題が発生しました。
私はネットから様々なキャラクターを取り込み、プリントアウトしました。
それを見ながら書けば、何とかなるに違いない。
ぬりかべはもちろん、ドラえもん、オバQ、怪物くん、色々書いていきましたが、
パーマンやハットリくんなどは身体に動きがある為、非常に難しく、
「もう、嫌だ」と途中で放りだしました。
小学生のころ、夏休みの宿題のポスターに苦しんだ自分がフラッシュバックしました。
それでは大人になったとは言えない。
私は大人であることを自覚しながら再挑戦しました。
何枚か書いていくと、ちょっとずつ上達していくのが分かります。
最後に書きあげたスナフキンなどは、「俺、やるやん」と得意な気持ちになるくらいです。
そうやって出来あがったぬりえを再度確認すると、
ムーミンの目は若干焦点が合っていないように見え、
ドラえもんはバランスの関係上、
壁に手をついて女性(メス猫)を口説くポーズに見え、
一反もめんは「ぬりえにする要素はあるのか?」と
疑問も沸きましたが、良しとしました。
彼らがこれを見てどう思うかは考えないようにします。


カテゴリ:企画会議