正月福袋

投稿日:2013/01/05
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このお正月、初めて正月中にショッピングセンターに出向きました。
基本的にショッピングセンターは通常時でも混み合っており、
その混み具合に腰が引け、あまり近寄らない自分がいましたが、
どうしてもそのショッピングセンター内に入っている古本屋に行きたくて、
一番混んでいるだろうとされる正月期間中に足を踏み入れました。
とりあえず駐車場に停めるのにも苦労をし、
中に入ると祭か?というほどの人で埋め尽くされていました。
皆、何が目的なのだろうかという位、老若男女問わずうごめいていました。
あちこちで新春セールをやっており、福袋が並び、
また客も福袋を手に動いているといった状況です。
とりあえず古本屋を目指してウロウロしていました。
そこに遠くから声が聞こえてきます。
どうやらタイムセールか何かを服屋がやっているらしく、
そこの店員がひっきりなしに叫んでいます。
たまたま前を通ると、若い女性の店員でした。
しかし声だけは西川のりおにしか聞こえません。
きっと連日叫んでいたのでしょう。
聞くに堪えない声色となってしまいました。
その隣の店舗も負けじと声を張り上げますが、
こちらの店員も連日の叫びに声が潰れ、砂嵐にしか聞こえませんでした。
さらに足を進めると、女性だけでなく男性も声を張り上げています。
しかし男性は元々低い声の為、トータル的に女性店員に負けているような感じです。
様々なお店が並ぶ中、どのお店でも店員が入口付近に立ち、
温泉街をうろつく男たちを「ヌードあるよ」と呼び込むおばさんのように、
通り過ぎる客々に声を掛けまくっています。
お正月から大変だな、と歩いているとたくさんの人がごった返す中、
素通りされる店がありました。
手には「宝石福袋 ¥5,000」「宝石福袋 ¥10,000」の袋をいくつも提げ、
つったっている店員さんがいました。
「叫べよ!」


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