鮭鱈海苔

投稿日:2011/06/06


「鮭は赤い身をしていますが、本当は白身魚です」とフリカケのパッケージに書いてありました。
もちろんシャケフリカケのにです。
別のフリカケには「海苔には表と裏があります」とありました。
ええ、こちらはノリフリカケです。
タラコやのりたまにもそれぞれに書いてありました。
まさかこの年令になってフリカケに教えられるとは思ってもいませんでした。
しかもキティちゃんのフリカケに。
この事からも解るように現代は情報化社会です。
便利な事に大抵の知りたい事柄はフリカケやネットで即座に入手する事ができます。
私は高校の三年間をほぼ情報から隔離されて過ごしました。
下宿していたのですがテレビがなかったのです。もちろんパソコンもありませんし携帯電話どころか黒電話すらもありませんでした。
メディアから入ってくる情報は隣の部屋の三笠さんが買うジャンプだけでした。
ベルリンの壁が壊れたのも知りませんでした。
フセインも知りませんでした。
宮沢りえのヌードも知りませんでした。
三笠さんが恋をしてフラれたのは笑いながら慰めました。
そんな情報過少状態でもそこまで不自由さを感じる事無く過ごしてましたし、自分の人格形成はあの頃に基礎が出来て今に到っているんだと感じます。
たくさんの情報に埋もれてしまって、自分にとって本当に大切な事を見落とさない様にしたいものです。
「たらふくとは鱈のお腹が膨れた様子から名付けられました」がタラコフリカケからのメッセージでした。







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