子供公園

投稿日:2011/12/29
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小さな公園に行きました。
以前、呑んだ帰り道にフラフラと歩いていた時、見知らぬ住宅街に迷い込み中に突然現れた公園です。
その時は暗かったのと夜遅くの公園の気持ち悪さとで素通りしてしまいました。
小さい頃公園の無い地域で育った私は公園の人工物感が今も好きなんです。
「確かこの辺りやったハズ」と結構な時間グルグル探索し、やっと見付ける事が出来ました。
エエ年をした大人が一人で公園で遊んでいると、そこを縄張りにしている子供達に絡まれる傾向があります。

15年程前に、当時住んでた近所の公園のすべり台で昼寝をしていました。気配を感じて目覚めると10人の子供に上と下から見つめられて慌てて身を起こしました。
すべり待ちかと思い「ごめんなあ」と謝ります。
子供達は口々に言います。
「別にいいよ」
「俺らすべり台なんかで遊ばへんもん」
「眠たいの?」
「仕事してないの?」
「誰かのお父さんなん?」
「なんでジャージなの?」
「誰?」
「変身できる?」
「一緒に遊ぼ!」
「いつまでいるの?」

レッドカーペットの上でインタビューされてる気分で、すべり台のすべり部分の上でそれぞれの質問に答えます。
「ありがとう」
「ほなもうちょい寝よかな」
「昨日寝てへんねん」
「あんまりしてない」
「誰のお父さんでもないよ」
「いつもコレなんやわ」
「名前言うてわかるかあ?」
「出来る!」
「野球しよか」
「もうちょいしたら帰る」

その公園に子供は一人もいませんでした。
そこには遊具が4つありました。4つの遊具には使用禁止と紙が貼られて、ロープでグルグルに固められていました。
犬の散歩中のおばさんが道から私を見てました。


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